環境科学科
- 知識と技術の実践を意識したカリキュラムで、
環境保全の視点を培います。 - 環境保全の取り組みにおいて求められる専門知識・技術を身に着け、野生生物調査や農林水産業の現場で活躍できる人材を目指します。
Environmental Science
1年次〜2年次
Environmental Science
1年次〜2年次
point01
実際の野生生物調査の現場でも使用される機材を用いて実習に取り組み、実践を通じてその利用法を学んでいきます。
point02
生物調査の分野を中心に新技術として活用の幅が広がるUAV(ドローン)の操縦を学び、ライセンス取得に挑戦します。
point03
日本の原風景ともいえる里山環境の保全に貢献できるような、人と環境との適切な関りについての学びを深めます。
1年生
環境保全を担う技術を身に着けたい方を対象として、様々な動物やそれを取り巻く環境にかかわる知識や技術を学んでいきます。研修旅行や校外実習では、山・里・海の環境に触れ、幅広く生物多様性を学ぶ基盤を作ります。また、授業の中では、環境調査や保全活動に活かせる資格取得を目指した挑戦を開始します。
2年生
1年生での学びを基礎として、生物同士の関係や物理環境の知識、またそこから得られるサービスを活かす知識など関連情報を幅広く学びます。さらに、能力を生かし活躍するためには、実践で積み上げる経験がなにより大切です。環境科学ゼミでは、研修・実習と座学が結び付く実践的カリキュラムに取り組みます。
これまでは
「生命科学科」のカリキュラム内で環境を学習。
コース・ゼミにより陸上/水中の生き物に集中したカリキュラムで、学びの中心はあくまで “動物”。
令和7年4月1日から
「環境科学科」という新たな学びの選択肢を追加。
様々な生物の繋がりを取り上げるカリキュラムで、“環境を守る技術と知識” を身に着ける。
社会の基盤となる、自然環境を守るための知識と技術を学ぶのが環境科学科。環境のマインドは、GX(Green transformation)の考え方としても広がりを見せ、技術者の活躍の舞台は様々な業界へと広がっています。この学科では、各業界に求められる実践能力と環境のマインドを伝える能力を養うことを目標としたカリキュラムに取り組みます。
環境科学 | 自然環境を考えるうえで必要な、物理、化学的な知識と生物学的な知識との結びつけを行う。総合的な保全対策を考えるための基礎を身に着ける。 |
---|---|
公共事業と環境 | 日本では、環境保護と公共事業とは密接な関係にある。本科目では、公共事業として実施される環境・生物調査や保全施策に焦点をあて、その関係性について学びを進める。 |
自然環境保全学 | 自然環境の保全に向けた知識や考えかたを学ぶ。自然性の高い山地や海洋から身近な都市環境など、生物と物理環境との間に見られる多様な相互作用を対象とする。 |
フィールドワーク概論 | 安全かつ楽しく野外活動に取り組むための技術を学ぶ。地形や遭遇する生物の特性、それぞれの危険に応じた対策を身に着けることを目標とする。 |
環境科学ゼミ演習 | 座学で身に着けた知識を活かし、校外研修の事前計画や学校周辺の自然観察、調査機材取り扱い技術の習熟に取り組む。また、本科目内で卒業研究に取り組み、学習成果の総まとめを行う |
ダイビング研修
生物調査や生物の魅力発信の担い手として、水中行動の技術を持っていることは大きなメリットになります。本研修では、合宿形式でスクーバダイビングに取り組み、「オープン ウォーター ダイバー」ライセンス取得を目指します。
生物多様性に関する校外研修
環境を取り扱う業界で活躍するためには、良好な環境を観察し体感する中で培う経験値が重要です。本研修では、Kapにほど近い六甲山系でのトレッキングや、里地里山・海浜域・湿地帯などを対象とした自然観察研修に取り組み、幅広く生物多様性を学ぶ機会を持ちます。